CWDC LAB / JOURNAL

樹齢20年以上なら、どれも同じ?

樹齢20年以上なら、どれも同じ?

コーヒーウッドの商品説明で、よく見る言葉があります。

「樹齢20年以上のコーヒーの木を使用」


でも、20年以上だから特別というわけではありません。

同じ20年以上でも、育った場所も違えば、太さも枝ぶりも違う。
天然木なので、一本ずつ状態は違います。

大事なのは、その中からどの木を選ぶかです。

CWDCの創設メンバーには、約40年間、現地でコーヒー農園に携わってきた人間がいます。

また、CWDCが原木を集めるベトナム中部高原には少数民族が営む農園も多くあります。

こうした地域には、外から来た業者が簡単に入れないコミュニティが形成されています。

 

CWDCには、長年かけて築いた現地コミュニティとの太いパイプがあります。

良い木を見分ける経験。
そして、その木がある場所に入れる良い関係性。

 

この二つは、お金を出せばすぐに手に入るものではありません。

 

そして、コーヒーウッド業界にはもうひとつ見えにくい部分があります。

農園、加工工場、サプライヤー、商社。

それぞれ作る人と売る人が、別々になっていることは珍しくありません。

CWDC社長のLocは以前、こんな言葉を教えてくれました。

“The buyer may be mistaken, but the seller never is.”

買い手は失敗するとこがあるが、売る側は絶対に失敗しない。

つまり言い方を変えると、売る側は良い点も悪い点も知っているが、買う側は全てを知らない、という事。

どこの木なのか。
どう保管されたのか。
どう乾燥されたのか。
誰が加工したのか。

お客さんの手元に渡るまでに関わる会社が多いほど、重要な情報は薄まっていきます。


CWDCは完成品をどこかから仕入れているブランドではありません。

農園から原木を集め、選別し、乾燥し、加工し、検品し、輸出する。

さらに各国のパートナーを通して、お客さんに届くまでの流れを把握しています。

だから、一本のコーヒーウッドがどこから来て、どう作られたのかを追うことができます。

 

そして、見ても分からないことは、実際に調べます。



CWDCのコーヒーウッドは、国際的な第三者検査機関SGSによる EN 71-3 (※1) の元素移行試験を受け、全てND(※2)でPASSしています。

天然木だから大丈夫。
見た目がきれいだから大丈夫。

それでは分からないものがあるからです。


不明な事は調べる。


これもCWDCが考える品質管理のひとつです。



「樹齢20年以上」は、コーヒーウッドを作るための条件のひとつ。

本当に差が出るのは、

どこから木を集め、誰が選び、誰が最後まで管理しているのか。

見た目が似ているコーヒーウッドほど、違いは見えないところにあります。


※ 1) EN 71-3「Safety of toys – Migration of certain elements」は、EUの玩具安全規格EN 71シリーズのPart 3で、玩具材料から鉛、カドミウム、ヒ素、水銀、クロムなどの特定元素がどの程度溶け出すかを調べる試験です。

特に、子どもが舐める・吸う・口に入れる・飲み込む可能性がある部分を想定した規格になっています。

※2) ND(Not Detected)とは基準値を下回るだけでなく、検査機器が測定できるほどの量が確認されなかったという意味。